太陽誘電(本社:東京都中央区)は4月22日、1回の充電で最大1,000km走行可能な回生電動アシストシステム「FEREMO(フェリモ)」を開発したと発表した。今回ニデック(本社:京都市南区)が新たに開発した回生システム対応電動アシスト自転車向けモーターを採用。従来モデルと比較して回生電力を30%向上させたほか、太陽誘電の省電力技術や電源制御技術と組み合わせることで、1回の充電で最大1,000kmもの長距離走行を可能にした。
「新システム」カテゴリーアーカイブ
日本ガイシと三菱重 水素・窒素ガスから膜分離で水素精製
メディカロイド 手術支援ロボ 胸部外科への適応承認取得
東大など 培養液を3℃加温するだけでレタスの収穫量向上
サントリー 東京ガスと水素でウイスキー原酒造りに成功
JR東海 太陽光路面発電とEVの廃バッテリーによる給電実証
東京都「晴海フラッグ」に水素ステーション開設 全国初
三井化学 廃プラン分解油によるケミカルリサイクル製品
東大, 京大 廃熱発電システム LIB搭載の制御システム構築
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」(助成事業)の一環として、東京大学、京都大学などは3月19日、廃熱を使った有機ランキンサイクル(ORC)発電システムに、最大10KWh超のリチウムイオン電池(LIB)を搭載した制御システムの構築に成功したと発表した。
今回開発した「独立型ORC発電システム(5KW級)」は、世界最高の発電効率と省エネルギー化を実現するとともに、LIBに蓄電された電気を起動電力として、脱炭素社会に貢献していく。併せて災害時などの電力喪失時においても独立して発電・蓄電し、導入先のBCP対策や復元力(レジリエンス)性の高さで社会貢献できることが期待される。
同プロジェクトには馬渕工業所、宮城県産業技術総合センター、イーグル工業が参加した。